YAHMAN!
北海道の秋。山、登山にのめり込み北の時間を過ごしております。
ユースケです。
週末は車を走らせ山へ向かう過ごし方が定着しつつあるこの頃。
そんな秋に、以前から知ってはいた。
遂に北海道の山でお菓子を背負い行商する「お菓子売りのてくてくさん」に出会えました。
【クッキー背負い行商登山】秋の山道でお菓子売りのてくてくさんに出会った。
「お菓子売りのてくてく」
北海道で登山を楽しむ人たちの中では知ってる方も多いんじゃないかな。
お菓子の入ったショーケースを背負い、北海道の山を登りながら行商。
山では人気者、可愛らしい印象を持つ人も多いかもしれない。
だけど自然の山だ。山の天気は変わりやすく、当然足場が悪かったり、急登だってある。
そんな山を約10キロのお菓子の入ったショーケースを背負い、登山しながら行商する。
今回実際にてくてくさんに山で出会い、それは「可愛らしい」や「お菓子背負った山ガール」といったポップな印象だけでは伝えられない魅力をぼくは感じた。
お菓子売りのてくてく
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てくてくさんがお菓子を背負い行商を始めたのは2020年の事らしい。
まだ1年ちょっととは思えないほど北海道の山好きの間では知られてる印象で、実際に山では登山者に囲まれ人気者だ。
常時5種類ほどのクッキーとてくてくさんオリジナルの手ぬぐい、缶バッジをショーケースに背負って販売していて、ぼくはこの日、「オートミールココナッツクッキー」と「ほうじ茶クッキー」をチョイス。
どこの山で行商を行うかの情報はてくてくさんのInstagramで知ることが出来る。
是非フォローしてチェックしてみよう。
行商で登山者を笑顔にする存在
今回ぼくが登ったのは室蘭岳。
この日は札幌ナンバーの車も多く、少し遠い地域からもてくてくさんに会いに室蘭岳に登山に来た人も多かったんじゃないかな。
ぼくは室蘭岳近いけどまさにてくてくさんに会うためだけにこの日は室蘭岳に登った。笑
だけどそんな人も結構いるはず。
「てくてくさんに会いに」「てくてくさんのお菓子を山で」というように。
その日山に登る理由として、てくてくさんに会いたかったから。これがある。
これってすごいことだし、北海道の登山シーンを確実に盛り上げてる素晴らしいアクションだと思う。
そしてぼくは行商している姿を目にして、山で出会う人たちを笑顔にする存在だなぁと。
ショーケースを背負い、登山中や下山中に出会う人たちににこやかに挨拶を交わす。
存在を知ってる人はもちろん、てくてくさんを知らない登山者の多くの人がまずそのお菓子の入ったショーケースを背負って登山している姿にインパクトを覚えるだろう。
実際に声をかけた7〜8割の人がお菓子を買ってくれるそう。
てくてくさんのその存在に惹かれ、行商の中交わす会話に元気を貰い癒され、そのお菓子を一口頬ばり山道を一歩歩き出す頃には、、、少しにまにましながら気がついたらてくてくさんのファンになっていた。
そんな人も多いはずだ。
てくてくさんは力強く、そしてやっぱり可愛らしい
そんな多くの登山者に愛されるてくてくさんだが、背負っているのは10キロ程のショーケース。
冒頭でも話したが登山道は時に険しく、足場も悪い。天候だって変わりやすく突然の強風や土砂降りの雨だってある。
転倒のリスクもある中、登山者に届ける大事なお菓子を背負いながらの登山はかなり神経を使うだろう。(ぼくなんかお菓子たくさん背負ってなくてもコケる)
タフでワイルド。
だが今回、山でてくてくさんに出会い少しの時間だが会ってみて、こういうと失礼かもしれないが、いい意味で一切タフさを感じなかった。
とても爽やかで軽やかな感じ。
てくてくさん自身が山にいる時間を愛し、そこで出会う人達との繋がりを心から楽しみ、何より笑顔だった。心の底からその喜びが表情として出てるようにぼくは感じた。
多くの登山者に囲まれ行商を行う姿も一切忙しさみたいなものはぼくには感じ取れず、ただ丁寧に目の前の人との山での時間を心から楽しんでるように映った。
その姿に力強さを感じ、それはとてもカッコ良かった。
お菓子を頂き、写真撮らせてもらっても良いですかと尋ねると、爽やかに良いですよ!と。
スマホカメラを向けると、お菓子の入った大きなショーケースを横に優しく微笑むてくてくさんは、力強くもやっぱり可愛らしかった。
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